朝ごはんが終わったばかりなのに
「食事はまだですか?」と言うかたがいます。
「さっき食べたばかりですよ」と説明すると
しばらく考えて再び「食事まだ?」と言ったり
、
「まだ食べてない」と同じ事を繰り返すかたがいます。
このような会話は介護の仕事をしているとよく耳にします。
食べることは毎日の生活のなかで大切なことです。
認知症のかたは物忘れがありますから、
たとえ満腹感があっても数分前のことをすっかり忘れてしまいます。
さらに、この先いつになったら
食べさしてもらえるのか心配になることがあります。
この場合、
「食べたか食べてないかよくわからないが、食べてないだろう」と
思いたくなるようです。
その結果、「食事はまだですか?」という言葉が出るのでしょう。
数分前の過去をわすれ、先のこともよくわからないなかで、
ご本人にとって大切な ”食べること”への不安な気持ちが、
こうした背景にあるのではないでしょうか。