うつ状態とは、気分が落ち込んで意欲が低下し、体の不調を感じて食欲も低
下し、不眠になりやすい状態をいいます。
認知症が軽度の時、聞いたことを覚えられない、自分の家に帰る道を迷うな
どの自分の状態に思い悩んだり、また、これから自分がどうなるのか将来の
不安を感じたりすると、うつ状態になることがあります。
注意しているつもりが、何度も失禁して家族から叱られたことがきっかけと
なってうつ状態になる人もいます。
うつ状態になると気分が沈み、何もする気がしなくなるだけでなく、疲れや
すいと横になることが多くなり、食事をとる量も減り、夜なかなか寝れなく
なります。
認知症になっても感情は残っていることが多く、その時々の状態を判断する
ことができます。
覚えたつもりが忘れてしまう、今までできていたことができなくなってしま
う、失敗が多くなった自分を責めるだけでなく、叱られることが多くなりま
すが、その状態をその時々に自分で理解できます。
しかし、どうしてよいのかわからない自分を情けなく悲しく思う気持ちにな
ることがあり、こうした認知症の人がうつ状態になるのです。