介護の仕事をするまで人の動きに必要なのは力だと思っていました。
前回メールマガジンでのテストでもわかるように人の動きの本質はバランス
です。
介助の本質もバランスです。介助方法も力ではなく、バランスを重視した方
法でなければなりません。
移乗動作のもとになるイスからの立ち上がり動作には、前後バランスが大切
です。
イスから立ち上がるには、頭を前に倒した状態になってもらう、つまりお辞
儀をする姿勢で立ち上がり動作を始めることでバランスをとることが出来ます。
これをすることでいつもよりもスムーズ立ち上がりが出来ます。この動作は、
僕らは無意識におこなっている行為です。
そして、片麻痺の人が座った状態を保つには、上下のバランスに加え左右のバ
ランスも必要になってきます。
麻痺のあるほうに傾いてしまうからです。介助する場合は、傾く側を支えてあ
げてバランスをとり麻痺のない側っを使うように介助します。
これらのバランスを無視した介助方法では、腰痛を引き起こすばかりか、要介
護者を自立から遠ざけてしまいます。
この動きのバランスをうまく引き出して活用する介助を行なえば、要介護者の
自立へと導くばかりか、あなたの腰を守ることが出来ます。